琉球泡盛メーカーである沖縄の老舗「まさひろ酒造」が製造している梅酒の梅とのこと。
本記事では当初、まさひろ酒造と梅酒の簡単なレビュー記事を書くつもりでした。
が、まさひろ酒造を調べれば調べるほど老舗では珍しい革新的・挑戦的な面がみられたので、それらを思いっきりご紹介していきます。
琉球泡盛メーカーのまさひろ酒造とは
まさひろ酒造(旧比嘉(ひが)酒造)は明治16年(1883年)創業の老舗琉球泡盛メーカーです。
ホームページもしっかりしていて、自社商品の紹介だけでなく琉球泡盛についての解説も充実してます!
今回の記事を作成するにあたりまさひろ酒造を色々と調べたのですが、取り組みがユニークで面白いです!
ということで、こちらでは個性的な取り組みをご紹介していきます。
一升瓶を頭に載せて踊る会社
つい
「どんな会社やねん!?」
と突っ込みたくなる会社。
YouTubeで見つけてしまいました。
のっけからインパクト大きすぎます!!
これは印象に残るやつ。
そして、私がやったら100%一升瓶落とすやつ。
琉球泡盛の解説にとにかく気合が入っている
個人的に大好きなポイント。
特に、泡盛まんが Q&Aは必見です。
泡盛のまさひろ酒造 - [公式]泡盛メーカー「まさひろ酒造(旧社名:株式会社比嘉酒造)」。沖縄糸満市。 。泡盛通販や古酒…
バーのマスターが泡盛を解説してくれる、という設定なのですが読みながら楽しく泡盛について学べます。
さらに、泡盛の歴史含めてもっと知りたい!という方には泡盛文献集というページもあります。
泡盛のまさひろ酒造 - [公式]泡盛メーカー「まさひろ酒造(旧社名:株式会社比嘉酒造)」。沖縄糸満市。 。泡盛通販や古酒…
こちらはガチの文献。
公式ホームページにここまで載せているところは、あまりありません。
琉球泡盛への愛を感じられる内容ですね。
オンライン工場見学を実施している
コロナ禍ということもあって、オンラインでの工場見学を実施しています。
[無料]【オンライン工場見学】【テスト試験運用】沖縄の泡盛の酒造蔵ツアー(8/14 11:00-11:30) #2 を開催します! https://t.co/vKAGg9BAvh @PeatixJPより pic.twitter.com/wVvBCNbgBZ
— 泡盛のまさひろ酒造 (@masahiroshuzo) August 1, 2020
記事執筆時点ではテスト試験運用、ということで試行錯誤されながら実施しているようですね。
第2回目は以下サイトから予約できるようですので、興味ある方はお早めにどうぞ!
8/14(金) 11:00-11:30▼第一回目のオンライン工場見学の様子 2分https://youtu.be/0Xx…
泡盛メーカーとは思えないユニークな商品ラインナップ
泡盛メーカーとは思えないユニークな商品ラインナップです。
どれも粒ぞろいなので、詳しくご紹介していきます。
まさひろオキナワジン
まず目についたのは
沖縄初! 国産クラフトジン「まさひろオキナワジン」
別サイトも立ち上げるほどの力の入れようです。
2017年10月に発売されたばかりですが、泡盛のプロ達が技術の粋を結集させて製品化に挑戦・完成させた商品ということもあってAmazonレビューでも高評価です。
紹介されている特徴は、大きくまとめると以下の通り。
- 沖縄で初めて製造・発売されるジャパニーズクラフトジン
- 沖縄らしい独特な6種類のボタニカル(香味植物)を使用
- 泡盛のプロならではの「ハイブリッド製法」を採用
詳細を知りたい方は、こちらからどうぞ。
ECサイトからも購入できます。
まさひろ66%アルコール
お酒だけではなく、まさかの消毒液での販売!
66度の高濃度エタノール製品で消毒液として利用できます。
新型コロナウイルスを背景に社会的ニーズが高まったために開発した商品とのことで、社内の迅速な意思決定とスピーディな開発環境がこの商品から伺えます。
商品特徴として以下説明が記載されています。
・新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、社会的ニーズに応じて、66%の高濃度エタノールを商品化致しました。
・本製品は医薬品や医薬部外品ではありませんが、消毒用エタノールの代替品として、手指消毒に使用することが可能です。
・高濃度アルコールのため、火気による引火には十分ご注意ください。
・需要の高まりにより、在庫が欠品する場合がございます。
・2020 年 5/11 から順次、出荷開始となります。
まさひろ66%アルコール(酒税免税商品)仕様書より抜粋
まさひろ66%アルコール専用の以下特設ECサイトより購入できます。
まさひろ梅酒
「琉球泡盛 x 紀州産梅」
の梅酒。
泡盛仕込みの梅酒、初めて聞きました!
かつ、紀州産の梅を使用しているとのことで絶対美味しいやつですよ、コレ。
香料や着色料等の添加物は一切使っておらず、まさひろの女性スタッフ(通称:うまさひろGirls)が企画した程よい甘さと酸味のうますぎる梅酒です。
まさひろ酒造ホームページ商品説明より抜粋
うますぎる梅酒!!
添加物を一切使用していない点もポイント高いです!!
早速アマゾンでポチらねば。
ちなみに、沖縄出身の妻のご縁により「まさひろ梅酒」の「梅の実」をいただきました。
我が家でも梅酒を作っているので、梅の実だけ簡単に比較レビューします。(梅酒レビューは入手したら追記するかな・・)
それにしてもさすが紀州産の梅。色味が美味しそう♪
一方こちらは、2019年6月に漬け始めた我が家の梅酒。
かれこれ1年以上浸かっている梅酒の梅の実はこんな感じ。
梅酒から取り出して比較すると、やっぱまさひろ酒造の梅酒の方が美味しそう!!(ちょっと悔しい)
食べてみると全然違いました。
まさひろ酒造の梅は、まず柔らかい!!そして梅酒の柔らかいアルコールと共に梅の香りが口いっぱいに広がっていきます。
全然酸っぱくない・・だと・・・。
我が家の梅酒は、か、固い・・(泣)
写真の梅のシワ具合で何となくわかってはいましたが・・・。
漬けている期間が短いのか、梅を食べることによって感じるアルコールも刺々しいです。
まさひろ酒造で人気の琉球泡盛は?
老舗のまさひろ酒造とのことで、泡盛の種類も豊富。
その中でも品評会で評価された実績のある人気の泡盛をご紹介します。
十年古酒 五頭馬(ごとうま)
国際品評会で最高金賞を10年連続受賞した実力のある琉球泡盛。
クリスタル・プレステージ・トロフィーを受賞しています。
実は我が家にもあって、飲んでます。
泡盛はアルコール度数が高くクセの強いイメージですが、五頭馬(ごとうま)はクセがなくスルスルと飲めちゃうお酒。
ちょっとしたお祝いや自分へのご褒美のときに、良い食事と一緒に飲みたいお酒です。
擬音語を使うのであれば「トロッ」とした感じ。
角のない優しい口当たり、かつ風味がしっかりとしているので食後にロックでいただくのもGOOD。
調べてみると在庫はほとんどなく、唯一見つけた販売しているECサイトが以下楽天のみでした。
在庫わずかなようなので、購入したい方はお早めにどうぞ。
古酒まさひろゴールド
こちらも国際品評会モンドセレクションにて、2年連続「金賞」を受賞。
厳選された古酒をブレンドして作られた「まさひろ」という名のブランドを展開。
こちらは、以下ECサイトで購入できます。
まとめ:まさひろ酒造は時勢に合ったサービスを展開する老舗泡盛メーカー
Twitter、Facebook、Instagramと主要SNSを網羅しつつ、オンライン工場見学や消毒液の開発・販売など、老舗では珍しい時流に合った形でサービスを展開していく琉球泡盛メーカーです。
メイン商品である泡盛にとどまらず、長年の泡盛製造で培った蒸留技術を活かして開発した沖縄初の国産クラフトジンや、泡盛と紀州産梅を掛け合わせて開発した泡盛仕込みの梅酒などの商品からわかるように、まさひろ酒造は老舗であることに胡座をかいていません。
今後も新たな商品を楽しみにしています。
それでは本日はここまで。